謀反人
むほんにん
名詞
標準
rebel
文例 · 用例
――それを果せなかったら、この場でその方をぐるぐる巻きに縛って、謀反人としてあすこにある十月ビールの大樽の中へすっかりつけて溺死させることを、わしは判決する!
— 寓意を含める物語 『ペスト王』 青空文庫
葉子は大それた謀反人の心で木村の caress を受くべき身構え心構えを案じていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
が、『我楽多文庫』の基礎がマダ固まらない中に美妙が『都之花』に趨って別に一|旗幟を建て、あまつさえ自分一人が幸運に舌鼓を打って一つ鍋を突付いた糟糠の仲の同人の四苦八苦の経営を余所々々しく冷やかに視た態度と決して穏当でなかったから、紅葉初め硯友社の同人が美妙を謀反人扱いしたのも万更無理ではなかった。
— 内田魯庵 『美妙斎美妙』 青空文庫
また岡は、思はず四五尺も離れると、箆を持つた腕を突き出して、恰も水の深さを計る芝居の謀反人のやうに身構へて、前後左右から私の姿を実験するのであつた。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
正雪一味と手を切ってみれば、謀反人にされる気づかいもなく、家の潰れる気づかいもない。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
一言にして言ふと謀反人ぢやな。
— 石川啄木 『我等の一團と彼』 青空文庫
こんな謀反人なら幾百人出て来たって、徳川の天下は今日までつづいているはずである。
— 夏目漱石 『明治座の所感を虚子君に問れて』 青空文庫
今クロポトキンの『謀反人の言葉』という本を読んでいる。
— 大杉栄 『獄中消息』 青空文庫
作例 · 標準
歴史の教科書では、彼は国を揺るがした大罪人として、また謀反人として記されている。
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謀反人の汚名を着せられたまま、彼は遠い北の地へ流刑に処された。
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謀反人として追われる身となった彼は、各地を転々としながら再起の機会をうかがった。
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