有頂天
うちょうてん
名詞形容動詞頻度ランク #23567 · 青空 668 例
標準
ecstasy
文例 · 用例
降りくる悲しみを少しもうけとめないで、安易で架空な有頂天を幸福と感じ做し自分を売る店を探して走り廻るとは、なんと悲しく悲しいことだ……3神よ私をお憐み下さい!
— 中原中也 『寒い夜の自我像』 青空文庫
「あたくしは映画劇に対する使命を………、」殆んど有頂天にそれを言つてしまつてゐた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
私が、あまり有頂天で效能書の文句を信じ過ぎたのでありませう。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
二十いくつの石段を登り、だらだらの坂を半丁ほど登り、有頂天の歡喜があるとしたら、市民とは實に幸福なものだと思ふ。
— 太宰治 『貪婪禍』 青空文庫
しかし紳士は有頂天で、一瓶百フランもする酒をがぶがぶ飮ませ、おまけに自分のベッドへ無理に寢かせ、互に抱擁して眠るのである。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
大吉苦笑して、T「俺の鼻の下、も少し 長かったら、或いは そんな言葉に 有頂天になったかも 知れぬ」 「エッ?
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
湊の対応ぶりに有頂天になった相手客が、なお繰り返して湊に盃をさし、湊も釣り込まれて少し笑声さえたて乍らその盃の遣り取りを始め出したと見るときは、ともよはつかつかと寄って行って「お酒、あんまり呑んじゃ体にいけないって云ってるくせに、もう、よしなさい」 と湊の手から盃をひったくる。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
シイ・ファン・ユウが米良に身を委せるときは、彼女は自分の演じているお芝居に有頂天になっているときであった。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
highest heaven
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
有頂天 は、仏教の世界観の1つであり、天上界における最高の天をいう。非想非非想天 、あるいは非想非非想処(ひそうひひそうしょ)とも言う。俗語の有頂天の用法についても後述する。
出典: 有頂天 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0