砂埃
すなぼこり
名詞
標準
cloud of dust (sand, etc.)
文例 · 用例
私の登った北米のフッド火山は、大なる氷河が幾筋となく山頂から流れているにもかかわらず、麓の高原は乾き切って、砂埃とゴロタ石の間に栽培した柑橘類の樹木が、疎らに立っているばかり。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
「菱形の脚」「砂埃」「花」の三つの「支那風景」は「光について」などと竝行して書かれたものである。
— 梶井基次郎 『詩集『戰爭』』 青空文庫
菱形の脚の間に見えてゐる風景、女の姿をかくしてしまふ砂埃、心憎いことである。
— 梶井基次郎 『詩集『戰爭』』 青空文庫
小屋のすぐ前に屋台店のようなものが出来ていて、それによごれた叺を並べ、馬の餌にするような芋の切れ端しや、砂埃に色の変った駄菓子が少しばかり、ビール罎の口のとれたのに夏菊などさしたのが一方に立ててある。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
砂埃が馬の蹄、車の轍に煽られて虚空に舞い上がる。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
右に一體、牛頭、馬頭の、あの、誰方も御存じの――誰が御存じなものですか――牛頭の鬼の像があつたが、砂埃に塗れた上へ、顏を半分、べたりとしやぼんを流したやうに、したゝかな蜘蛛の巣であつた。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
――お前もお聞きよ、私が毎日出勤するあの破堂の中で、顏は汗だらけ、砂埃、其の上蜘蛛の巣で、目口も開かない、可恐く弱つた處を、此のお方だ、袖で綺麗にして下すつた。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
フム、」 乗って出たのに引込まれて、ト居直って、「あの砂埃の中を水際立って、駈け抜けるように、そりゃ綺麗だったと云うのだ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
作例 · 標準
校庭を駆け抜ける突風が激しい砂埃を巻き上げ、窓を閉める暇もなかった。
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工事現場の脇を通る際、砂埃が目に入ってしまい涙が止まらない。
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雨上がりの道は、車が通っても砂埃が立たないので歩きやすい。
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