桶屋
おけや
名詞
標準
bucket maker
文例 · 用例
縁があつても、まづ、風と桶屋くらゐの關係ぢやないか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
しかしこれは空風が吹いて桶屋が喜ぶというのと類似の詭弁に過ぎない。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
風が吹いて桶屋が喜ぶという一場の戯談もあながち無意義な事ではない。
— 寺田寅彦 『方則について』 青空文庫
六番目は誰です」 「追分け三五郎」 「七番は」 「尾張の大野の鶴吉」 「八番は」 「尾張の桶屋の吉五郎」 「九番は」 「三保の松五郎」 「十番は」 「問屋場の大熊」 「十一番は」 「よせやい、爺っつあん。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
もちろんこれは大風が吹いて桶屋が喜ぶというのと同じ論法ではあるが、そうかと言ってそういうことが全然ないということの証明もまたはなはだ困難であることだけは確かである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
桶屋の小僧の平太郎が蝙蝠の一ぴきを竿でうち落して、両翅を抓み拡げ、友達のなかで得意顔をしている。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
かと思えば、桶屋の息子の、竹を削って大桝形に組みながら、せっせと小僧に手伝わして、しきりに紙を貼っているのがある。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
桶屋の凧は、もう唸って先へ飛んだろう。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
作例 · 標準
例句