惑
わく
名詞頻度ランク #32137 · 青空 657 例
標準
klesha
文例 · 用例
横光氏が此の詩集の序に「惑乱を防ぐ克己」を以て此の詩人の特質としてをられることには意義がある。
— 中原中也 『菊岡久利著「貧時交」』 青空文庫
〔なべてはしけく よそほひて〕宮沢賢治なべてはしけく よそほひて暁惑ふ 改札をならび出づると ふりかへる人なきホーム 陸の橋歳に一夜の 旅了へしをとめうなゐの ひとむれに黒きけむりを そら高く職場は待てり 春の雨
— 宮沢賢治 『〔なべてはしけく よそほひて〕』 青空文庫
情深い、不安げなその魂は何時も困惑や切願の状態にあつて、劇しいメランコリとも呼ばるべきものだつた。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
然るに彼の意志は強いとばかりはいへない方だし、それに三造の身辺には絶えず三造を世間並のものにしようとする誘惑物がないとはいへぬので、三造と世間との調停役を、いつてみれば作者は買つて出ようとしてゐるのである。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
又、仮りに、三造が、自身の意志と世間の誘惑とを、半々に受容れながら、理窟上言へば、微温い、歴史的に言へば不思議な一個の結成物たる、役柄をみせて死んでゆくかもしれぬといふことは十分に推量出来ることである。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
彼の生活は、今や空虚な狂熱や、耽美的な情緒に惑溺する時代を通り越した。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
案外、こんなところに全体主義の困惑があるのではないか。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
」という出題は、私を困惑させた。
— 太宰治 『答案落第』 青空文庫
作例 · 標準
仏教において、煩悩は心の乱れや苦しみの原因となる簒(さん)、すなわち「惑」とされる。
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真実を見失い、惑(わく)に囚われてしまうと、正しい判断ができなくなる。
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彼は、周りの声に惑わされず、自分の信じる道を進んだ。
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