和煦
わく
名詞頻度ランク #13247 · 青空 2 例
標準
warmth of the spring sun
文例 · 用例
「壬午元日雪、将※新霽、天気和煦、即欣然而作。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
和煦の作用ではない粛殺の運行である。
— 夏目漱石 『野分』 青空文庫
片破月上りかかれど光よわく、遠き千住は更にもいはず、向うの岸さへ定かならず。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
やゝ曇り初めし空に篁の色いよ/\深くして清く静かなる里のさまいとなつかしく、願わくば一度は此処にしばらくの仮りの庵を結んで篁の虫の声|小田の蛙の音にうき世の塵に汚れたる腸すゝがんなど思ううち汽車はいつしか上り坂にかゝりて両側の山迫り来る。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
それが見るまに大きくなり、その中心から新しい芽が泉のわくようにわき上がり延び上がった。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
あいつらはただ、自分の品位を落しやしないか、それだけを氣にしてわくわくして、さうして妙に客を警戒して、ひとりでからまはりして、實意なんてものは爪の垢ほども持つてやしないんだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
なんだい、無慾だの何だのと悟り顏なんかしてゐても、相手が若い女だと、すぐもうわくわくして、聲まで變つて、ぺちやくちやとお喋りをはじめるのだからいやになります。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
ベンチの上にはしわくちゃの半紙が広げられて、その上にカステラの大きな切れがのっている。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
作例 · 標準
春の柔らかな日差しは、まるで和煦(わく)のような暖かさだった。
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和煦(わく)とした雰囲気の中、家族は庭でピクニックを楽しんだ。
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その微笑みは、冬の冷たい空気に暖かな和煦(わく)をもたらした。
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