名刺
めいし
名詞頻度ランク #6677 · 青空 1831 例
標準
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文例 · 用例
その会合の終り頃になつて、私は名刺を出しただけであつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
名刺を読むと、しきりにまたガツテンガツテンをしながら私の顔をみて、それからタモトに入れたのであつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
私は前夜の飲過ごしでぐつたりして、少し卓子の割合には高過ぎる椅子に腰掛けて、煙草を喫つたり本を読みかけてみたり、と、急に思ひ出して此の日頃方々で受取つた名刺の整理をしたり、――要するに何の野心もなく、その日第一回の食事を済ましたばかりのところであつた。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
學校の廊下には、べたべた推薦のビラが張られて、選擧事務所なども、ものものしく、或るものは校門の下に立つて、登校の生徒ひとりひとりに名刺を手交し、よろしくたのみます、といつて低くお辭儀をして、或るものは、中學校の先輩といふ義理のしがらみに依つて、後輩を威嚇し、饗應、金錢、などといふばかな噂さへ立つた。
— 太宰治 『校長三代』 青空文庫
葬式のあるたんびに子供達は葬式をやつてゐる寺に名刺を持つて行つて菓子を貰ふのであつた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
僕はそれが羨しくて、母に名刺を呉れといふのであつたが「あれはお葬式のお供に行く人の子供だけが貰へるのです」つまり名刺を持つて行つたからとて菓子が貰へるわけはないといふのであつた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
それもさうかと思つたが、それにしても葬式のあるたんびにみんなは名刺を持つて出掛けては菓子を持つて帰つてゐた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
はじめ会って名刺を貰ってその名前をよんだときに思わず顔中が笑い出しそうになって困った。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
作例 · 標準
初対面の相手と挨拶を交わし、丁寧に両手で名刺を差し出した。
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受け取った名刺の裏に、忘れないようその人の特徴をメモしておく。
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デジタル名刺の普及により、紙の名刺を持ち歩く機会が減ってきた。
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