鉛直
えんちょく
形容動詞名詞-の形容詞名詞
標準
upright
文例 · 用例
羅宇の真中を三本の指先で水平に支えて煙管を鉛直軸のまわりに廻転させるという芸当も出来ないと幅が利かなかった。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
第二のテーマでは鉛直な直線の断片が自身に並行にS字形の軌跡を描いて動く。
— 寺田寅彦 『踊る線条』 青空文庫
それから二三日たって気がついて見ると、一つは紙ひもがほどけかかってつぼみの軸は下方の鉛直な茎に対して四五十度ぐらいの角度に開いて斜めに下向いたままで咲いていた。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
だからあの天衣の紐も波立たずまた鉛直に垂れないのだ。
— 宮沢賢治 『インドラ[※1]の網』 青空文庫
そして頭部の線の集団全体を載せる台のような役目をしていると同時に、全体の支柱となるからだの鉛直線に無理なく流れ込んでいる。
— 寺田寅彦 『浮世絵の曲線』 青空文庫
市中所見の物象は鉛直に非ざれば水平、水平に非ざれば四十五度六十度角で人の目の前に迫つて居る。
— 木下杢太郎 『京阪聞見録』 青空文庫
その小さい岩端といふのは、嶮しい、鉛直に立つてゐる岩である。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『うづしほ』 青空文庫
そこで船は殆ど鉛直な位置に保たれて走つてゐるのでございます。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『うづしほ』 青空文庫
作例 · 標準
この建物の壁は、鉛直にそそり立つように設計されており、非常に迫力がある。
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山の斜面を登っていくと、突然、鉛直に近い断崖絶壁が現れた。
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物体の落下は、重力の影響を受けて鉛直方向へと加速する。
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