写し絵
うつしえ
名詞
標準
sketch (depicting real people or nature)
文例 · 用例
僕が之迄に見た写し絵は大抵果物とか花鳥とかといふものばかりで、そんなのは全く珍らしかつた。
— 牧野信一 『蘭丸の絵』 青空文庫
この珍らしい写し絵を売つてる店を発見した浜田は、天下の秘密でも握つたかのやうな誇りを持つてゐたし、又事実その周囲に集つてゐる友達等は浜田をそれが為に非常に尊敬してゐるのであつた。
— 牧野信一 『蘭丸の絵』 青空文庫
小坂部の正体が妖狐で、十二ひとえを着て姫路の古城の天主閣に棲んでいて、それを宮本|無三四が退治するというのが、最も世間に知られている伝説らしく、わたしは子供のときに寄席の写し絵などで幾度も見せられたものである。
— 岡本綺堂 『小坂部伝説』 青空文庫
色物とは落語、人情話、手品、仮声、物真似、写し絵、音曲のたぐいをあわせたもので、それを普通に「寄席」というのである。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
温たかい、現実的な写し絵にすぎなかったのだ。
— 蘭郁二郎 『夢鬼』 青空文庫
ほのかに差した明りの前に、仲蔵に似た歌麿の顔が、写し絵のように黄色く浮んだ。
— 江戸名人伝 『歌麿懺悔』 青空文庫
先年亡くなったあやつりの結城孫三郎は、同時に両川亭船遊を名のって、風流写し絵の妙手。
— 正岡容 『艶色落語講談鑑賞』 青空文庫
明治初年の夏の夜には両国橋畔に船を浮かべて、青簾のうちも床しい屋根船のお客へ、極彩色の雲雨巫山の写し絵を見せたものだという。
— 正岡容 『艶色落語講談鑑賞』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
magic-lantern picture
作例 · 標準
例句
標準
mirror image (e.g. of society)
作例 · 標準
例句