無偏
むへん
名詞
標準
unbiasedness
文例 · 用例
私は公平無偏見なる坪内君であるが故に少しも憚からずに直言する。
— ――坪内逍遥―― 『明治の文学の開拓者』 青空文庫
帝政論派の主義によれば帝室内閣こそ至当の制なるがごとし、彼その説の大要にいわく、「政党内閣は党派政治となり、一変して偏頗の政治となり、ついに言うべからざるの弊害を生ぜん、帝室内閣は党派に偏せずいわゆる無偏無党、王道蕩々の美政を維持するに足らん云々」と。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
結局、学校の生徒をして政治社外に教育せんとするには、その首領なる者が、真実に行政の外にありて、中心より無偏・無党なるに非ざれば、かなわざることと知るべし。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
当時もしこの開成校をして幕府の政権を離れ、政治社外に逍遥して真実に無偏・無党の独立学校ならしめ、その教員等をして真実に豪胆独立の学者ならしめなば、東征の騒乱、何ぞ恐るるに足らんや。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
無偏・無党の帝室は、帝国の全面を照らして、そのいずれに厚からず、またいずれに薄からず、帝室より降臨すれば、政治の社会も学問の社会も、宗旨も道徳も技芸も農商も、一切万事、要用ならざるものなし。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
されば今の日本政府も、何等の大勢を写し出すものか、何物の真形を反射するものか、これを反射して真を誤らざるものか、無偏無党の平心をもってこれを察するは至難の事というべし。
— 福沢諭吉 『学者安心論』 青空文庫
斯る内政の艱難に際し、民心軋轢の慘状を呈するに當て、其黨派論には毫も關係する所なき一種特別の大勢力を以て雙方を緩和し、無偏無黨、之を綏撫して各自家保全の策に從事するを得せしむるは、天下無上の美事にして人民無上の幸福と云ふ可し。
— 福沢諭吉 『帝室論』 青空文庫
然るに帝室は無偏無黨億兆に降臨して、我輩人民は其一視同仁の大徳を仰ぎ奉る可きものなりとの事は、我輩が反覆論辨したる所にして、此論旨果して是にして、日本人民が帝室に對し奉るの本分は、正に此點に在るものなりとするときは、帝室の政黨に關係す可らざるや明なり。
— 福沢諭吉 『帝室論』 青空文庫
作例 · 標準
統計学において、推定量が真の値と平均的に一致することを無偏性と呼ぶ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
調査の結果に偏りが出ないよう、サンプリングの過程で無偏であることを常に意識する。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
その研究データが無偏であることを証明するために、詳細な分析手法が公開された。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview