言文
げんぶん
名詞
標準
spoken and written language
文例 · 用例
甲板をあちこちする船員の靴音がコツリ/\と言文一致なれば書く処なり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
その「捨て身」から、何と、私は、「遺言文学」といふ、文句を思ひついちまつたのだ。
— 葉山嘉樹 『遺言文学』 青空文庫
「遺言文学」の文句を思ひついたのは、妻子を田舎に残して、私は一人で、間借りしてゐる、空家の二階であつた。
— 葉山嘉樹 『遺言文学』 青空文庫
これこそプロ文学を守る道(下) Nに、私は、この「遺言文学」を奨めたのである。
— 葉山嘉樹 『遺言文学』 青空文庫
「遺言文学なんて出たら目を、気にかけないでゐてくれるやうに」と、私は願つてゐた。
— 葉山嘉樹 『遺言文学』 青空文庫
この十年間に、文学運動の上では、言文一致の提唱とその勝利があったが、そしてそれは、より直接的に社会生活を反映し得る手段を整えたものと云い得るのだが、作品に於ては、現実は歪曲され、愛国主義は鼓吹された。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
此間も或新聞社の人に話したが、言文一致體の語尾の「だ」と「である」との事で、予は「だ」といふと強く當り過ぎると思ふ。
— 泉鏡花 『文章の音律』 青空文庫
紅葉先生も、はじめは「豆府と言文一致は大嫌だ。
— 泉鏡太郎 『湯どうふ』 青空文庫
作例 · 標準
明治時代には、言文一致運動が盛んになった。
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彼の文章は、言文共に非常に流暢だ。
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方言には、標準語にはない言文の面白さがある。
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