木戸
きど
名詞頻度ランク #26334 · 青空 2212 例
標準
wicket gate
文例 · 用例
二、三ヶ月程たって後息子の顔が店に見えぬようになって、店の塵を払う亭主は前よりも忙がしげに見えたが、それでもいつも同じような柔和な顔つきで、この男のみは裏木戸に落つる梧葉の秋も知らぬようであった。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
東の方の入口に木戸を作ってあるのが、いつかこわれてあけ放しになってる。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
せめてこの木戸でもあったらと切ない思いが胸にこみあげる。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
S=庭 久六、裏木戸から逃げ去る。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
そこから、だらだら坂になっているアカシア並木の赭土の途を揺られながら、ペル・※ュウ村の木立の上に風車の廻っているロダンさんの粗末なお宅につくと、薔薇園の木戸口に肉体の彫刻的に締った、銀髪のロダン夫人が立って、妾を迎えてくださいました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
この士官階級以上に対してしか彼の関心がむけられなかったことは、後の小説「別天地」に於ても明かに看取されるし、他の戦争以外のことを扱った小説でも、比較的後期の「竹の木戸」「二老人」等は別として、多くは支配的地位にある者に眼がむけられている。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
買ってくれそうな家の付近では繰り返し往復して、それでも買わないとあきらめて行ってしまったのは昔のことで、今ではやはり裏木戸から台所へはいって来て、主人や主婦を呼び出すのが多いようである。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
この曲の終りに近づいた頃に、誰か裏木戸の方からはいって来て縁側に近よる気はいがした。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
作例 · 標準
庭の隅にある古びた木戸を開けると、手入れの行き届いた秘密の小道が続いていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「泥棒除けのために、夜になったら裏の木戸には必ず閂をかけておいてくれ」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
時代劇のセットのような、趣のある木戸が立ち並ぶ細い路地をゆっくりと歩く。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ギィと鈍い音を立てて木戸が開き、中から白髪の老人が穏やかな顔を出した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
entrance to an entertainment venue (i.e. sumo arena, etc.)
作例 · 標準
両国国技館の木戸で、お目当ての力士が入場してくるのを今か今かと待つ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「木戸銭を払って中に入ると、江戸時代にタイムスリップしたような芝居小屋が広がっていた」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
寄席の木戸口には、今日出演する芸人の名前が筆で書かれた華やかな幟が立っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
興行が終わると、木戸の周りは芝居の余韻に浸る観客たちで溢れかえった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview