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翠嵐

すいらん
名詞
1
標準
the sense of being engulfed in a green, mountainous atmosphere
文例 · 用例
鬱蒼とした其処ここの杉柏の梢からは、烟霧のような翠嵐が起って、細い雨が明い日光に透し視られた。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
かくて溪流を徒渉すること二、路は暫し松林の間を穿ちて、茅屋村舍の上に靡ける細き烟のさながら縷の如くなるを微見つゝ、次第に翠嵐深き處へとのぼり行きしが、不圖四面打開きたる一帶の高地に出でゝわれは思はず足を停めぬ。
田山花袋 秋の岐蘇路 青空文庫
一危橋あり、翠嵐搖曳するの間に架し、刈草を滿載したる馬の徐ろに其間を過ぎ行く、また趣なしとせず。
田山花袋 秋の岐蘇路 青空文庫
嗚呼翠嵐清流ノ勝ヲ樂シミ妓ヲ拉シ酒ヲ載セテ以テ傲遊スル者豈翅ニ蕩子冶郎ノ色ヲ漁シ香ヲ竊ム一輩ノ人ノミナランヤ。
一名京都紀行 十年振 青空文庫
作例 · 標準
深山幽谷に分け入り、翠嵐の中に佇むと、心が洗われるようだった。
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