下役
したやく
名詞
標準
underling
文例 · 用例
――あゝまだあなたは知らないんでせう、あれやあね、僕等と田舎廻りにゐた時は僕の下役をしてた位なもんでさあ、あゝン………。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
この二月の初め頃から日田のお金奉行の下役で野西|春行という若侍が、蔵元屋へチョイチョイ出入りするようになった」「エライッ……」と赤猪口兵衛が両手を打合わせて立佇まった。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
又その下役の野西ナニツラと言う若侍が、蔵元屋へ入り込んで来た由来は……」「そこたい、そこたい。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
上役と言うものは下役の苦労を知らんのが通例じゃが……」「……と言うのが……何でもその日田の御金奉行の野西|春行という若侍が、あの騒動の起って以来、毎日、御城内の大目付、川村|様のお役宅に押しかけて来て、この騒動がいつまでも片付かねば蔵元屋の信用にかかわる。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
下役の良助がおる手前、非人風情の差出口に追い詰められた見っともなさにジリジリして来たらしい。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
そこへ、いまじゃ流行らないけれども割安の附木ほどの名刺を出すと、錺職の御老体、恐れ入って、ぴたりとおじぎをする時分には、ついて来た、羽織なしで袴だけの下役が、手拭を出して、そッと課長さんのお尻の下へ当がうといった寸法ですって。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
わしは、けさ或る下役から、いやな忠告を受けた。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
その日から浅田は、下役人の厳重な監視のもとに丸裸となって川を捜した。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
作例 · 標準
「彼は部長の補佐として、部下たちに指示を出し、下役の仕事もこなしていた。」
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「権力のある人物は、自分の手を汚さず、下役に雑務を押し付けることが多い。」
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「会議で役職が上の人に意見を求められたとき、彼はまず下役の意見を聞いてから自分の考えを述べた。」
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