下訳
したやく
名詞
標準
rough translation
文例 · 用例
その呪にいわく、ヨーアヤマダラマダラ(以下訳語)汝は(普通の)父母の子か、俺は蜈蚣の子ぞ、我行く先に這い居るならば、青笞で打ち懲らすぞ、出ろ出ろ(佐喜真興英氏の『南島説話』二八頁)。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
北海道大学の学生がざっと訳したという原稿を引き継ぎ、CP/Mを動かしながら内容を確認して、下訳を意味の通る文章に直していった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
好評だった最初の翻訳は下訳があって、私はその日本語を直しただけだから。
— 片岡義男 『物のかたちのバラッド』 青空文庫
ちょうどこれと同じように墓地へも毎晩緑色に塗った車が来て、自殺したやくざものどもを載せて行く。
— モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 『破落戸の昇天』 青空文庫
いまさらよそのうちに奉公するよりも、わたしにはこの流浪の旅がずっと自由で気楽なばかりでなく、エチエネットや、アルキシーやバンジャメン、それからリーズとしたやくそくを果たすためにもこの旅行を思いとどまることはできなかったのだ。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
こうして、この門前をうろつき出したやくざ野郎は、ほどなく、代官屋敷の裏門の掘井戸のところへ姿を現わしたことを以て見ると、求むるところのものに、同時にありついたようなものです。
— 勿来の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
ほかでもない、葬式の場には墓地までついてきたポーランド人をのけると、招かれた間借り人たちが誰一人顔を出さなかったくせに、法事には、つまり振舞の方には、ごくつまらない貧乏たらしい、まるで人並みでないようなかっこうをしたやくざな連中が、ぞろぞろやってきたことである。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
――ベートーヴェンから少年カルルを取り上げようとしたやくざな母親からその少年を取られないために彼はまず争わねばならなかった――「おお、わが神よ」と彼は書いている「わが砦、わが護り、わが無二の隠れ家よ!
— VIE DE BEETHOVEN 『ベートーヴェンの生涯』 青空文庫
作例 · 標準
「この専門書はまだ完成していないが、まずは下訳を読んで、大まかな内容を把握しよう。」
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「急ぎの依頼だったので、詳細な校正は後回しにして、まず下訳を提出した。」
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「外国語のメールを、翻訳ツールで下訳して、内容を理解できるようにした。」
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