請負師
うけおいし
名詞
標準
contractor
文例 · 用例
相場師か請負師とでもいったような男が二人、云い合わせたように同じ服装をして、同じ折かばんを膝の上に立てたり倒したりしながら大きな声で話していた。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
構造物の材料や構造物に対する検査の方法が完成していれば、たちの悪い請負師でも手を抜くすきがありそうもない。
— 寺田寅彦 『断水の日』 青空文庫
すると税務署長がすっかり変ってしまって請負師か何かの大将のやうに見えて来た。
— 宮沢賢治 『税務署長の冒険』 青空文庫
会社員、商人、株屋、土木請負師、興行師に芸人、土地の親分と、小菊たちにはちょっと扱い馴れない人種も多かった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
銀子とは大分時代の違う按摩の娘は、この二三年二人とも上野の料亭山下に女中奉公をしているうちに、亀井戸に待合を買ってもらったとか、貧乏なブリキ屋の娘が、テケツ・ガールから請負師の二号になり、赤ん坊を大した乳母車に載せて、公園を歩いていたとか。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
土地の請負師だって云うのよ、頼みもしないのに無理に引かしてさ、石段の下に景ぶつを出す、射的の店を拵えてさ、そこに円髷が居たんですよ。
— 泉鏡花 『第二菎蒻本』 青空文庫
請負師や大工に責めを帰していいのか、在来の建築方式そのものに欠陥があるのかどうかわからない。
— 寺田寅彦 『ねずみと猫』 青空文庫
考えてみると請負師や大工に言ったくらいでねずみが防ぎきれるものならば大概の家にはねずみがいないはずである。
— 寺田寅彦 『ねずみと猫』 青空文庫
作例 · 標準
例句