帰順
きじゅん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
submission
文例 · 用例
男はそのかみ、神武御東征のとき、偽者土蜘蛛と呼ばれ、来目の子等によって征服されて帰順した、一党の裔であった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
家康から、早く帰順の意を表するようにするが御為だろう、と勧めて来ていることも勿論である。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
政宗の秀吉に於ける態度の明らかに爽やかで無かったのは、潔癖の人には不快の感を催させるが、政宗だとて天下の兵を敵にすれば敵にすることの出来る力を有って居たので、彼の南部の九戸政実ですら兎に角天下を敵にして戦った位であるから、まして政宗が然様手ッ取早く帰順と決しかねたのも何の無理があろう。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
官軍が江戸へはいった時におとなしく帰順した者は、その家屋敷もすべて無事であったが、脱走して官軍に抵抗した者は当然その家屋敷を捨てて行かなければならない。
— 岡本綺堂 『穴』 青空文庫
そんな奴はイクラ助けても帰順する奴じゃないけに、総督府の費用を節約するために、ワシの一存で片端から斬り棄る事にしておった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
奥平家は、その地方の豪族だが、初め今川に属し、後徳川に附き、更に信玄に服し、今度勝頼に背いて、徳川に帰順したわけである。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
ある日、秀吉が諸大老と朝鮮の事を議しているとき、黒田如水壁越しに、秀吉の耳に入るように放言して曰く、「去年大軍を朝鮮に遣わされしとき、家康か利家か、でなくば軍の道を知りたる拙者を遣わさるれば、軍法定まりて滞りあるまじく、朝鮮人安堵して日本に帰順し、明を征伐せんこと安かるべし。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
光秀反逆の原因は、丹波の波多野兄弟を、光秀が、命は請け合ったと云って降服帰順させたのを、信長が殺してしまった事。
— 菊池寛 『山崎合戦』 青空文庫
作例 · 標準
敵対していた部族が、ついに王国の権威に帰順した。
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彼の頑なな態度は変わらず、どのような説得にも帰順する気配を見せなかった。
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歴史書には、反乱軍が城を囲まれ、飢えに耐えかねて帰順したと記されている。
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交渉の末、小国は大国の要求に帰順せざるを得なかった。
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