強弩
きょうど
名詞
標準
strong bow
文例 · 用例
これに酬いるとて、翌四年、漢は弐師将軍|李広利に騎六万歩七万の大軍を授けて朔方を出でしめ、歩卒一万を率いた強弩都尉路博徳にこれを援けしめた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
雨はまだぽつぽつ落ちてゐたけれども、空にはところどころ青いのが見えて、強弩の末と言はぬばかりの風が割合に静かに大きな樹の梢の葉を吹いてゐた。
— 田山録弥 『くづれた土手』 青空文庫
『八犬伝』もまた末尾に近づくにしたがって強弩の末|魯縞を穿つあたわざる憾みが些かないではないが、二十八年間の長きにわたって喜寿に近づき、殊に最後の数年間は眼疾を憂い、終に全く失明して口授代筆せしめて完了した苦辛惨憺を思えば構想文字に多少の倦怠のあるは止むを得なかろう。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
今日の金港堂は強弩の末魯縞を穿つ能わざる感があるが、当時は対抗するものがない大書肆であった。
— 内田魯庵 『美妙斎美妙』 青空文庫
ここらが明治以後における歌舞伎劇の最高潮に達した時代で、その後は強弩の末である。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
可憐強弩末 憐むべし強弩の末、空學竹林賢 空く竹林の賢を学ぶ。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
民國で編纂された現行法律にも、家族主義を執るべき理由を、堂々と宣言してあるが(『中華六法全書』民律草案第四編首章參看)、その内容は明清時代の法律のそれと、著しく逕庭があつて、所謂強弩の末勢の憾がないでもない。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
東北に派出した山稜は、東又を中に脚の下から弧を描いて、三名引山、滝倉岳(陸測五万、駒ヶ岳)、僧ヶ岳と、低いながらも強弩の余勢は流石に筋張った処がある。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
作例 · 標準
訓練された兵士たちは、強弩を使って遠距離の敵を狙った。
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戦場で強弩から放たれた矢は、敵の防御を容易く貫いた。
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強弩の技術は、中世の戦術において重要な役割を果たした。
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その城の守備兵は、城壁の上から強弩で敵を威嚇した。
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