時法
じほう
名詞
標準
time convention
文例 · 用例
アメリカ合衆國では、一時法律によつて酒を禁じ、ためにギャングの横行を見るに至つたが、今日の神經衰弱時代を表象する文明人の生活で、酒なしに暮し得るといふことは考へられない。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
この民法改正要綱は昭和二年政府が臨時法制審議会を設けて、我々に日常関係ある民法のうち、親族、相続法の改正案を審議した。
— 宮本百合子 『若い婦人のための書棚』 青空文庫
これ牧師たる予の今に至るまで承服し得ない所である」 右の一文と当時法廷に於ける言葉で分る通り、神戸牧師は強き性格の人である。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
十二 支那の法律は上來記述せる如く、孝道維持の見地から、不孝の行爲に對して、隨分嚴酷な處分を加へるが、同時にたとひ犯罪者でも、その人の孝道を全くする爲に必要とあらば、一時法律の執行を猶豫してまで、十分な便宜を與へる。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
「ああ、こいつが」と熊城は何もかも夢中になって、伸子の肩口を踏み躙ったが、その時法水が中央の扉を、ほとんど放心の態で眺めているのに気がついた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
熊城は唇をグイと噛み締めて、憎々しげに相手を見据えていたが、その時法水の眼に怪しい光が現われて、腕を組んだままズシンと卓上に置いた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
もしや、あの方自殺なされたのでは、いいえけっして、私がアレキサンドライトを付けた以上……」 その時法水の顔に、サッと暗いものが掃いて、みるみる悩ましげな表情が泛び上っていった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
その時法水は、ただそれらしい符合に打たれただけで、やがて心火にめぐりはじめる、片輪車のことなどは毛ほども知らなかったのである。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
作例 · 標準
古代エジプトでは独自の時法が用いられていた。
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時法の違いにより、国際的なスケジュール調整が難しい場合がある。
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歴史学者たちは、当時の時法について詳細な研究を行っている。
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