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煮え返る

にえかえる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
1
標準
to seethe
文例 · 用例
その煮え返る釜の中にあつて、私は過ぎし日の「自己統一」を追惜するのであつた。
中原中也 我が生活 青空文庫
) とむらむらとして、どうしたんですか、じりじり胸が煮え返るようで極めつけますと、窃と跫音を忍んで、光やは、二階を下りましたっけ。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
公からの使を受けた時の夫子の欣びを目にしているだけに、腸の煮え返る思いがするのだ。
中島敦 弟子 青空文庫
そのうち臓腑が煮え返るようになって、獣めいた叫びが口から出ようとするのを、歯を食いしばってこらえた。
森鴎外 山椒大夫 青空文庫
それを思うと、彼は胸が煮え返るように腹立たしかった。
岡本綺堂 籠釣瓶 青空文庫
ことに青白く見える顔つきは、何かわくわくと胸の中に煮え返る想いをまざまざと裏切って、見る人のあわれを誘うほどだった。
有島武郎 或る女 青空文庫
古藤さんだってこのごろはお手紙さえくださらないし……田島先生だけはわたしたち二人をかわいそうがってくださいましたけれども……」 葉子の思いは胸の中で煮え返るようだった。
有島武郎 或る女 青空文庫
余は腹の中は煮え返るほど様々に考えた末、森に向い「では是から何うなさるのです」と問うた。
黒岩涙香 幽霊塔 青空文庫
作例 · 標準
釜の中では、大勢の客に振る舞うための豚汁がぐつぐつと煮え返っている
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酷暑の太陽に照らされたアスファルトが、今にも煮え返りそうな熱を放っていた。
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大釜で煮え返る染料の中に、白い布を慎重に沈めていく。
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煮え返る(にえかえる) — 幻辞.com