単機
たんき
名詞
標準
lone plane
文例 · 用例
「単機ださうです」 御安心なさい、といふ笑顔であつた。
— 坂口安吾 『暗い青春』 青空文庫
中間基地のない状況下での南極大陸を跨ぐ単機長距離飛行は確かにリスキーだが、なんとしても必要な行動であり、それを前にして尻込みする者は一人としていなかった。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
「いまにイ、たすけるかーら、たんきを、だアすナ」 それは三浦のとくいな磯節だった。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
彼は何物をか待ち受けているように、いったんきっと上げた首をまた枕の上に横たえてしまった。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
あの黄色いジャムの上にいっぱいくっついている、白い小さなものはなんだね」「はたんきょうさ」「へええ」こう言ってマチアはまるでタルトを一口にうのみにしたように口を開いた。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
『梨も、林檎も、杏も、桃も、胡桃も、さくらんぼも、瓜も、苺も、はたんきやうも、栗も、皆んな雌蕋の底の膨れた所が大きくなつたものだ。
— STORY-BOOK OF SCIENCE 『科学の不思議』 青空文庫
いったんきめたら、めったなことではそれを変えない頑固な女です。
— 山川方夫 『軍国歌謡集』 青空文庫
なかば警告を、なかばあいさつをあらわす船頭の呼び声に、遠くのほうから、迷路の静けさのなかから、奇妙な合意にしたがって、あいさつがあった、高いところにある庭園のなかから、白や深紅の花のふさが、はたんきょうのかおりをさせながら、くちかけた塀越しにたれさがっている。
— DER TOD IN VENEDIG 『ヴェニスに死す』 青空文庫
作例 · 標準
敵のレーダーをかいくぐり、偵察機が単機で敵陣深くへと侵入した。
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故障した僚機を帰還させ、彼は単機で残りの任務を遂行することに決めた。
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夕暮れの空に、訓練を終えた戦闘機が単機で帰投していくのが見える。
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