感化院
かんかいん
名詞
標準
reformatory
文例 · 用例
* 僕は感化院の光景を興味深く見物した。
— 牧野信一 『淪落の女の日記』 青空文庫
そして母とならせられて、挙句の果に感化院に送られてしまふのである。
— 牧野信一 『淪落の女の日記』 青空文庫
――そして、感化院の体操場で薄シヤツ一枚で体操をするブルツクスの写真を探しもとめて、当分の間壁にかゝげておかう――などゝ思つてゐる。
— 牧野信一 『淪落の女の日記』 青空文庫
続いてロンブロゾ一派の著書を捜って、白痴教育、感化事業、刑事人類学等に興味を持ち、日本の現時の教育家や宗教家がこれらの科学的知識を欠くため渠らの手に成る救済事業が往々無用の徒労に終るを遺憾とし、自ら感化院を創めて不良少年の陶冶や罪人の矯正をしようという計画を立てた事もあった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
今日の感化院が科学の教養のない道学先生に経営され、今日の監獄が牛頭馬頭に等しい無智なる司獄官に一任される間は百年|河清を待つも悪人や罪人の根を絶やす事は決して出来ない。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
尤も今日の科学はマダ研究が足りないから、罪人や不良少年に対する根本的精神療法もマダ十分に攻究されていないが、先ず一つの実験所を作るツモリで科学的手段を応用する感化院や監獄を設置し、あたかも病人に対する医者の態度で渠らの犯罪や悪癖に対する対症療法を研究するが社会政策上最も急務である。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
ところが、あるときヴァイオレット・リオナードという十五歳になる女を取持っていたとき、警察に踏み込まれて、少女はある感化院に送られ、彼女も拘引されて相当の処罪を受けた。
— 小酒井不木 『恐ろしき贈物』 青空文庫
なおよく調べて見ると、彼は、前に書いた十五歳の少女ヴァイオレットと馴染であって、彼女が感化院へ送られたときいて、大に怒って、それをウォーカーが二人の中を割く口実だと曲解しウォーカーを罵ったことがわかったのである。
— 小酒井不木 『恐ろしき贈物』 青空文庫
作例 · 標準
当時の感化院では、厳しい規律の下で少年の更生と職業訓練が行われていた。
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自伝の中には、感化院で出会った教官の言葉が人生の転機になったと記されている。
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社会福祉の歴史を辿ると、初期の感化院がいかに過酷な環境であったかが浮き彫りになる。
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彼は感化院を出た後、地元の工務店に弟子入りして真面目に働き始めた。
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