誣言
ぶげん異読 ふげん
名詞
標準
calumny
文例 · 用例
誣言を語らず、誣言に聽かず。
— KING ARTHUR'S ROUND TABLE 『アーサー王物語』 青空文庫
詮ずるところ人間主義の小説界に入りしは、十九世紀に於ける特相といふも誣言にあらじ。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
此等の図書は陣中に読んで最も感興を覚えるもので、武人的修養は多く陣中の読書から来るといふも敢て誣言であるまい。
— 市島春城 『読書八境』 青空文庫
しかし人格に対しての無実の誣言は断じて放置するわけには行きません、尊い古人の文句を引くのは憚る処ですが『正当の証拠によつてわが不法を証明せよ、上帝は爾と我との間を判ぜん』であります。
— 夏目夫人にまゐらす 『漱石さんのロンドンにおけるエピソード』 青空文庫
禾本科の立派な立てもので秋をシンボライズして居り、これなくば秋の景色は平凡化するといっても誣言ではあるまい。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
イエスが国民を煽動して、ローマ皇帝に貢を納むることを禁じたなどということは、全く事実に反した誣言であった。
— 矢内原忠雄 『キリスト教入門』 青空文庫
捕物小説をチャンバラと解し、時代思想への逆行と考えるのは、捕物小説を読まざるものの誣言である。
— 平次身の上話 『随筆銭形平次』 青空文庫
――茂庭主水から出頭を命ぜられたとき、采女はすぐ主水の屋敷まで出るつもりだった、そこへ里見十左衛門と伊東七十郎が来て、いろいろと誣言し教唆した、采女は養子のことでもあるし年も若いので、二人に威され云いくるめられた結果、心ならずも同意しただけである。
— 第四部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
作例 · 標準
私が横領に関与したという噂は全くの誣言であり、法的な措置を取ることも辞さない構えだ。
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政敵を失脚させるために意図的に流された誣言によって、彼は要職から引きずり下ろされた。
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悪意ある誣言に惑わされることなく、自分の目で真実を見極める冷静さが必要だ。
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