砕ける
くだける
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to break (into pieces)
文例 · 用例
だれでも海べに出ていちばん見飽かずおもしろいと思うのは、遠い沖の果てから寄せて来ては浜に砕ける、あの波でしょう。
— 寺田寅彦 『夏の小半日』 青空文庫
この瞬間に、私の頭の中には「煉瓦が砕けるだろうか、砕けないだろうか」という疑問と「砕けるだろう」という答とが、ほとんど同時に電光のように閃いた。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
しかしその声が煉瓦のまだ砕けない前に完了したのであったか、それとも砕けるのを見てから後であったのか、事柄の経過したすぐ後で考えてみても、どうしてもよくわからない。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
その結果として後日私がこの経験を人に話す場合に「煉瓦が砕けるだろうと思って見ていたら、果して砕けた」と云ってしまう恐れがある。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
そこは早や一面の岩で、岩の上へ谷川の水がかかってここによどみを作っている、川幅は一|間ばかり、水に臨めば音はさまでにもないが、美しさは玉を解いて流したよう、かえって遠くの方で凄じく岩に砕ける響がする。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
そして、膝にのせた手のさきから、燃え尽した巻煙草の灰がほとりと落ちて、緑のカーペットに砕ける。
— 寺田寅彦 『秋の歌』 青空文庫
終局の場面でも、人生の航路に波が高くて、舳部に砕ける潮の飛沫の中にすべての未来がフェードアウトする。
— 寺田寅彦 『映画雑感(2)』 青空文庫
これは映画の草昧時代において、波の寄せては砕けるさまがそのままに映るのを見せて喜ばせたと同様に、トーキーというものにまだ一度も接したことのない観客に、丸髷の田中絹代嬢の「ネー、あなたあ」というような声を聞かせて喜ばせようというだけの目的であるのならばその企図は明瞭に了解される。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
作例 · 標準
テーブルから落ちた皿が、床で音を立てて砕けた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
氷河の一部が砕けて、海に流れ出した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
強風で屋根瓦がバラバラに砕けた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
to collapse
作例 · 標準
彼の心は、度重なる失敗で完全に砕けてしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
計画がずさんだったため、プロジェクトは途中で砕けてしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
古い橋の柱が経年劣化で砕けた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
to become less formal
作例 · 標準
会議が進むにつれて、場の雰囲気が少しずつ砕けてきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
初めて会った時は緊張したが、すぐに彼女と砕けて話せるようになった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
お酒が入ると、彼はいつもより口調が砕ける傾向がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
to become easy to understand (e.g. a story)
作例 · 標準
先生のおかげで、複雑な理論が砕けて理解できた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の説明は、どんなに難しい内容でも砕けて分かりやすい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この本は、専門知識がない読者にも話が砕けて読めるよう工夫されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
to be worried
作例 · 標準
子供の将来のことで気が砕けて、夜も眠れない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
プロジェクトの失敗が心配で、毎日気が砕ける思いだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
親は常に子供たちのことで気が砕けるものだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash