縁の下の力持ち
えんのしたのちからもち
表現名詞
標準
unsung hero
文例 · 用例
仲人は御縁の下の力持ち 腰を押いたり尻を押いたり それから四、五日経って後のこと、目明の良助が、例の通りの尻端折に頬冠り姿でノッソリと猪口兵衛の縁端に腰をかけた。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
図案工なんて、ほんとうに縁の下の力持ちみたいなものですのね。
— 太宰治 『皮膚と心』 青空文庫
表面に現れることなどは欲しない、縁の下の力持ちに甘んじて一生かかつて一つの基礎工事をコツコツやるといふやうな――」 それまで默つて二人の話を聞いてゐた三井が、その時、「確かに今迄は餘りに理窟が多かつたですからね。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
この度私が楠公の馬を彫刻するとなれば、従前の関係上、必ず助力をしてくれることでありますが、しかし、その助力を蔭のものにして、私が表面に立って、美事に馬が出来たとして、後藤氏の力がそれに多分に加わっているにもかかわらず、後藤氏は全く縁の下の力持ちになってしまうわけであります。
— 馬専門の彫刻家のこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
社長の川崎は、主筆ばかりが讃められて自分は殆ど縁の下の力持ち同樣なのに業を煮やしたのだらう。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
「そうかい――本当に、妾ゃ、縁の下の力持ちさ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
謹直枯淡で縁の下の力持ちの如き一生を終つた杏坪先生。
— 中村憲吉 『頼杏坪先生』 青空文庫
其で、わたしも、あなたを見まねで、縁の下の力持ちをやる気になりました訣です。
— 折口信夫 『芝居に出た名残星月夜』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも文句一つ言わず、まさに縁の下の力持ちだ。
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チームの成功は、縁の下の力持ちである彼女の働きなしにはありえなかった。
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多くの縁の下の力持ちによって、社会は支えられている。
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裏方で黙々と作業する彼は、まさに縁の下の力持ちそのものだ。
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ウィキペディア
縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)は、大阪の舞楽からのことわざ。