境外
けいがい異読 きょうがい
名詞
標準
outside the grounds (of a temple or shrine)
文例 · 用例
そして国境外では、サヴエート同盟に物資が欠乏していると、でたらめを飛ばした。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
今夜は初酉だそうですが、天気がいいせいか頗る繁昌しているので、混雑のなかを揉まれながら境内と境外を一巡して、電車通りの往来まで出て来ると、ここも露天で賑わっている。
— 岡本綺堂 『白髪鬼』 青空文庫
俄に気づいてうんと自分を嘲り叱って見ても、不安は依然として不安で、今の苦悶の中から、心を不安境外へ抜け出ることはどうしても出来ない。
— 伊藤左千夫 『大雨の前日』 青空文庫
第一、今の作家が自家の小主観に埋頭して一歩を此の境外に転ずる能はざるが如き観あるに対して国民性を描けと言ふか、真意は則ち作家に向つて客観的なれといふにあり、主観を拡大せよといふにあり。
— 綱島梁川 『国民性と文学』 青空文庫
我来也の疑いを受けた賊は、叩きの刑を受けて境外へ追放された。
— 異聞総録・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
あとから屍骸ということにして国境外へ運び出す手筈になっている。
— 牧逸馬 『戦雲を駆る女怪』 青空文庫
其上ろうま方言の国境外に遠く離れている日本語による詩人であるがために、――譬えば、りるけが故郷以外の二三|个国の言葉で表現したように、又極めて稀な例として、ヨネ・ノグチがあめりか英語で詩を書いた様には行かなかった。
— 折口信夫 『詩語としての日本語』 青空文庫
寺奴にも段階があつて、寺主に候ふ者・剃髪を許された者・寺中に住める者・境外|即門前或は可なり離れた地に置かれて居た者などがある。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
作例 · 標準
神社の境外には、古い集落が広がっている。
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祭りの準備は、まず境外の清掃から始まった。
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この地域は、寺の境外にあたるため、俗世の気配が濃い。
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