内々
うちうち異読 ないない
名詞-の形容詞副詞名詞頻度ランク #39118 · 青空 1155 例
標準
private
文例 · 用例
」 私には、Nさんの親切は、よくわかるのだが、内々、やり切れない氣持であつた。
— 太宰治 『大恩は語らず』 青空文庫
如何するだろうと内々局の朋輩も噂していた程であったが、お秀は顔にも出さず、何時も身の周囲小清潔として左まで見悪い衣装もせず、平気で局に通っていたから、奇怪なことのように朋輩は思って中には今の世間に能くある例を引て善くない噂を立てる連中もあった。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
さっきからの話を聴いて、お徳も内々は思いあたることが無いでもなかったのである。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
宇三郎の白状で、鯉を食った者はみんな判っているんですが、身分のある人は迂濶に詮議も出来ず、大町人は金を使って内々に運動したのでしょう、その方の詮議はすべて有耶無耶になってしまいました。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
お作は浅草の奥山の茶店に出ているが、そのほかに内々で旦那取りをしているとかいうので、近所の評判は余りよくなかった。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
まず行者一家の者どもを引き挙げて、それをぶっ叩いて白状させるよりほかあるまいと、かれは内々でその手配りにかかっていると、あしたが池上のお会式という日の朝、多吉があわただしく駈け込んで来た。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
ごく内々で……ですからね。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
黒田五十五万石の浮き沈みに拘わる一か八かの勝負に落ちるかも知れぬと思うたけに、特別に念を入れた極く内々の手配りで取りかかりたい私の考えじゃ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
作例 · 標準
例句