切れ
ぎれ
名詞-接尾辞頻度ランク #2223 · 青空 877 例
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文例 · 用例
それに金のことなぞ念頭にあるやうではやり切れない性質の仕事をしてゐるから、一層金は、金の方で足が付いてやつて来て呉れる方がいいに決つてゐる。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
左手の籔が切れる所に来ると、右手の方に養漁場がみえ、その他は一面の田で遠く神田上水源の方の森並に縁取られてゐる。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
常に彼の作品は、二二が四で割り切れる所の、あまりに常識的な理智的合理物でありながら、しかも言語の或るかくれたる影に於て、ふしぎに神祕的な「鬼」を感じさせる。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
断り切れないのである。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
私には、文章をゆっくり調べて読む癖があるので、とても読み切れない。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
アンチテエゼの成立が、その成立の見透しが、甚だややこしく、あいまいになって来て、自己のかねて隠し持ったる唯物論的弁証法の切れ味も、なんだか心細くなり、狼狽して右往左往している一群の知識人のためにも、この全体主義哲学は、その世界観、その認識論を、ためらわず活溌に展開させなければなるまい。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
又、旧約聖書の「詩篇」に於いて、「ヤーエ」と呼ぶ時に、ヤーエといふ一単語の音色が既に今では感じ切れない程の微妙な意味をも有してゐたであらうことなぞ、一応想起されたいのである。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
――ナストウリ、モノサシトハサミ、カガミガアリマス、イケニフネ……」大急ぎでそれだけ読んだが、そこで息が切れた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫