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類を見ない

るいをみない
表現形容詞
1
標準
unprecedented
文例 · 用例
この環境の変化に応ずる風俗人情の差異の多様性もまたおそらく世界に類を見ないであろう。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
の初聯で始まる「寂寥」の如き詩は、その情感の深く悲痛なることに於て、他に全く類を見ないニイチェ独特の名篇である。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
チャイデスタア軍医は、日曜日の午前九時に解剖を終ったが、それによって、この加州の歴史に類を見ない大捜査が一層白熱的なものとなって、聖マテオ郡は勿論、近接各市の警察を狂奔させる事になったと言うのは、女は、非合法手術の結果死んだというのである。
牧逸馬 土から手が 青空文庫
が、この清々しい初夏の夕ぐれこそは、じつに古今の犯罪史に比類を見ない、一つの小説的悲劇が、これから高速度に進展しようとする、そのほんの緒にすぎなかったとは、当のロス氏をはじめだれも気がつかなかったのだ。
牧逸馬 チャアリイは何処にいる 青空文庫
山のうちの洞窟に棲まへる年老いたる半人半馬神が求道者メランプに向つて彼の若かりし日の妙なる陶醉を語つて聞かせる獨白體のわづか數頁足らずのものであるが、近代においてこれぐらゐ力強く魅力ある筆で古代の自由奔放なる世界をいきいきと描いたものは類を見ない
堀辰雄 モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ 青空文庫
「日本の母」といふ言葉が近頃使はれてゐますが、これは世界に類を見ない「母」としての日本女性の偉大さを讃へたものでありませう。
――力としての文化 第二話 日本文化の特質 青空文庫
大和民族に独立の美の一大源泉があって、まったく世界のいずくにも類を見ない特質を持っている事を正しく認識している者は少い。
高村光太郎 美の日本的源泉 青空文庫
喜怒哀楽をむき出しに表現せず、そのいずれでもなく、又そのいずれでもあるような、含みを深く湛えた美の性格を極限の境にまで追及して得た此の奥深い含蓄性は、世界に類を見ない美の日本的源泉として、今日われわれの内にこんこんと湧いて已まない無限の力を与えてくれる。
高村光太郎 美の日本的源泉 青空文庫
作例 · 標準
今年のアラスカを襲った寒波は、観測史上でも類を見ないほどの猛烈なものだった。
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類を見ないスピードで多角化経営を成功させたその若手起業家は、時代の寵児となった。
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彼女の透き通るような歌声は、現代の音楽シーンにおいても類を見ない希少な響きを持っている。
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類を見ない(るいをみない) — 幻辞.com