沐猴
もっこう
名詞
標準
monkey
文例 · 用例
巧は是巧なるも、またたゞ棘刺に沐猴を彫る、棘刺と沐猴とを併せ失つて居るのみである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
晩年こそ謹厳いやしくもされなかった大御所古稀庵老人でさえ、ダンス熱に夢中になって、山県の槍踊りの名さえ残した時代、上流の俊髦前光卿は沐猴の冠したのは違う大宮人の、温雅優麗な貴公子を父として、昔ならば后がねともなり得る藤原氏の姫君に、歌人としての才能をもって生れてきた。
— 長谷川時雨 『柳原※子(白蓮)』 青空文庫
秦漢以來南土の風化は日に開けたけれど、楚人は矢張り沐猴而冠と酷評されて居る(8)。
— 桑原隲蔵 『晉室の南渡と南方の開發』 青空文庫
於是、彼等は其長紳を※き、其大冠を頂き、其管絃を奏で、其詩歌を弄び、沐猴にして冠するの滑稽を演じつつ、しかも彼者自身は揚々として天下の春に謳歌したり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
それゆえ彼等は、日本人は眞似をすることが上手だから、沐猴冠者であると誹謗を浴びせています。
— 長岡半太郎 『湯川博士の受賞を祝す』 青空文庫
社会を遍歴しない安っぽいただの自己にとっては、モラルなどは沐猴にして冠するものだろう。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
作例 · 標準
動物園の檻の中には、元気に動き回る沐猴がいた。
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動物園の沐猴が、来園者に人気を集めていた。
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古代中国の文献では、沐猴の知恵についての記述が見られる。
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