外債
がいさい
名詞頻度ランク #44546 · 青空 28 例
標準
foreign loan
文例 · 用例
外債募集だの鉄道国有だのと一つの問題を五年も六年も担ぎ廻る先生の揃つてる経済界だもの。
— 内田魯庵 『青年実業家』 青空文庫
そりや外債位は返せるだらう。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
外債募集のためアメリカへやって来た何とかいう世界地図にものっていないような弱小国の麗わしい姫が、ニューヨークへついて間もなくオタフク風にとりつかれてしまったので、その身代りを瓜二つな容姿をもった一人の貧乏で悧※な失業女優がつとめて、終りには目出度大新聞の若い社主と結婚するという筋であった。
— 宮本百合子 『花のたより』 青空文庫
去年若し此數百萬圓を費さずして之を轉じて外債の一部を拂ふことあらば、我全國の人民は負擔の一部を卸して永遠獨立の一部を助け、全國肺病の一部を癒したるに非ずや。
— 福澤諭吉 『亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説』 青空文庫
歐米諸國に對して、我學問の不熟、我商賣の拙劣、我兵備の不足等は姑く閣き、簡易明白、何人にも分り易き我國の損亡は今の外債なり。
— 福澤諭吉 『亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説』 青空文庫
之を人に聞く、方今我國の外債凡そ千五百萬圓、元利共に償却して今後毎年二百萬圓づゝを拂ひ、凡そ二十年、共計四千萬圓の金を拂て皆濟たる可しと。
— 福澤諭吉 『亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説』 青空文庫
何れにしても外債は我國の經濟にからみ付たる肺病と云ふ可し。
— 福澤諭吉 『亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説』 青空文庫
巨萬の軍用金を費して歐米の物を仰ぎ、歐米の船艦を買ひ、歐米の銃砲を求め、錢を歐米の人に與へて物を朝鮮の國に費し、結局我外債の高を増して、毎年海に投ずるに等しく償金を拂ふに等しき利足を外國に輸出するに過ぎず。
— 福澤諭吉 『亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説』 青空文庫
作例 · 標準
政府はインフラ整備の資金を調達するため、大規模な外債を発行した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
投資家は、為替リスクを考慮しつつ、利回りの高い外債に注目している。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
その国は経済危機に陥り、外債の利払いが困難な状況になっている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
ウィキペディア
外債(がいさい)とは、日本においては、債券(または債券に表示されるべき権利)のうち、狭義には、外国又は外国法人の発行するものをいい(振替法127条)、広義には、外国通貨建てで発行されたもの(外貨建債券)や外国の市場において発行されたものをも含む。日本の場合、日露戦争の準備期間中に高橋是清が日本国債をポンド建てで売りイギリス製軍艦(当時の日本はまだ鉄鋼業が発達不十分で軍艦製造能力に不安があったため)や弾薬の購入などに充てたものも外債である。さらに、日本以外の国を基準として同様のものを指すこともある。外国債または外国債券ともいう。
出典: 外債 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0