霊草
れいそう
名詞
標準
miracle herb
文例 · 用例
時子の病気も、銀子が写真屋にもらって送った高野山の霊草で、少し快くなったような気もしたが、医者に言わせると栄養の不足から来ているのだが、母系の遺伝だとも思われた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
僕の土地ではそれを幽霊藻とか幽霊草とかいうのだ。
— 岡本綺堂 『水鬼』 青空文庫
普通の幽霊草というのは曼珠沙華のことで、墓場などの暗い湿っぽいところに多く咲いているので、幽霊草とか幽霊花とかいう名を付けられたのだが、ここらでいう幽霊藻はまったくそれとは別種のもので、水のまにまに漂っている一種の藻のような浮き草だ。
— 岡本綺堂 『水鬼』 青空文庫
そういうわけで、花といい、葉といい、どうも感じのよくない植物であるから、いつの代からか幽霊藻とか幽霊草とかいう忌な名を付けられたのだろうと想像されるが、それについては又こういう伝説がある。
— 岡本綺堂 『水鬼』 青空文庫
一は牝馬春を思う際身分より出づる粘液を採り、呪を誦しながら諸霊草と和し薬となすものだ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
もしか人にきかれたらつひぞ見たこともない、世にも不思議な霊草ぢやといつておかう。
— 昭和五(一九三〇)年 『茶話』 青空文庫
総檜の破風造り、青銅瓦の錆も物々しく、数百千種の薬草霊草から発する香気は、馥郁として音羽十町四方に匂ったと言われるくらい、幕府の御薬園の権威は大したもので、もとより岡っ引や御用聞などの近付ける場所ではありません。
— 金色の処女 『銭形平次捕物控』 青空文庫
あるいはこの地方から高知県へかけて、シレイまたはシレイグサというのも、死霊草の音のようにいう説もあるが(『土佐の方言』)、これだけはそうでないと思う。
— 野草雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
作例 · 標準
その薬草師は、崖の途中にしか生えないという幻の霊草を求めて旅をしていた。
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ゲームの中で、瀕死の仲間を復活させるには、万能の霊草が必要になる。
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古い文献には、この谷の奥深くにはあらゆる病を癒す霊草が自生していると記されていた。
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