技工
ぎこう
名詞
標準
craft
文例 · 用例
だが、かの女|等は、此の日本の小技工のたくみな建築が、寧ろ伯林のよりも効果的だと考えられるのである。
— 岡本かの子 『かの女の朝』 青空文庫
その技工の妙を伝聞して、当時の藩主の命じて刻ましめた、美しき小人の木彫は、坐容立礼、進退を自由にした。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
殊に「人はいはんや」の様な、無成算な、技工の隙き間から、突如として出て来た、半成の新技法を見ると、さすがだとは思ふ。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
歌は、技工の為却て感激の逸れてゐる不満はある。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
彼の感激が技工をのり越えて、適切な表現を捉へた訣だ。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
其と共に何処までも、妥当性がないやうで、結局妥当性を生じて来る表現が、新しい技工として受けとらせるのである。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
と言ふより、殆さう言つて間違ひのないほど、技工が部分として徹底せられて来る。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
結局技工としての効果が、技工の為に減殺せられる訣である。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
標準
craftsman