義甲
ぎこう
名詞
標準
plectrum
文例 · 用例
・いなびかり別れて遠い人をおもふ こうろぎこうろぎ風鈴が鳴る 八月十七日朝、敬坊来、それから樹明来、私が使者となつて酒と豆腐と味噌と焼魚とを仕入れて戻る、夕方まで三人でゆつくり飲む、樹明帰宅、敬坊と私とは街を散歩する、そして敬坊は泊つた。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
……・三日月、おとうふ買うてもどる・新道まつすぐにして三日月・夜へ咳入る(改作) わたしがはいればてふてふもはいる庵の昼・ひとりで酔へばこうろぎこうろぎ 十月五日めづらしく朝寝した、もう六時に近かつた、それほど私は心地よく酔うたのである。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
只、何のぎこうもなく、毎日毎日糸を吐く。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
さも汚らわしそうに眉を顰めて、喘ぎ喘ぎこう言う。
— ГУСЕВ 『グーセフ』 青空文庫