異説
いせつ
名詞
標準
different view
文例 · 用例
その主張は、主張としてはそれに対して異説を唱えることも出来ましょうけれども、契沖の見出した古代の事実、すなわち古代の文献においては発音が同じで区別し難い仮名が立派に使い分けてあるという事実は、何人といえども疑うことは出来ないものであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
また雷鳴の音響の生因について種々の考えがあげてあるが、この問題については現在でもまだ種々の異説があるくらいである。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
その死因の斷定に對して一人だけ異説をもつものがある。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
…… 醉つ拂つたか、寢込んだか、馬方め、馬鹿にしやがると、異説、紛々たる所へ、提灯片手に息せいて、馬の行つた方から飛び出しながら「皆さん、晝すぎに、見付けの米屋へ來た馬です。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
それに就いて、こういう異説がまた伝えられている。
— 岡本綺堂 『四谷怪談異説』 青空文庫
小唄にも(鼓をポント打ちゃ先斗町)とあるよ」 と、乙な異説を持ち出す人もある。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
その中で諸家のコンメンタアルに異説のある難句が、枚挙するに遑あらぬ程である。
— 森鴎外 『不苦心談』 青空文庫
「もっともお説にたいして、わたくしは異説をさしはさむものであります。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫
作例 · 標準
彼の最期については諸説あり、暗殺されたという異説も根強く囁かれている。
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定説を覆すような大胆な異説が発表され、歴史学会に大きな波紋を広げた。
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委員会の決定に対し、一部の専門家からは真っ向から対立する異説が唱えられた。
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「それはあくまで異説の一つに過ぎないけれど、検討してみる価値は十分にありそうだね」
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