亜炭
あたん
名詞名詞-の形容詞
標準
lignite
文例 · 用例
所々には、水増しの時できた小さな壺穴の痕や、またそれがいくつも続いた浅い溝、それから亜炭のかけらだの、枯れた蘆きれだのが、一|列にならんでいて、前の水増しの時にどこまで水が上ったかもわかるのでした。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
早春黒雲峡を乱れ飛び 技師ら亜炭の火に寄りぬげにもひとびと祟むるは 青き Gossan 銅の脈わが索むるはまことのことば雨の中なる真言なり 来々軒浙江の林光文は、 かゞやかにまなこ瞠き、そが弟子の足をゆびさし、 凛としてみじろぎもせず。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
所々には、水増しの時できた小さな壺穴の痕や、またそれがいくつも続いた浅い溝、それから亜炭のかけらだの、枯れた蘆きれだのが、一列にならんでゐて、前の水増しの時にどこまで水が上ったかもわかるのでした。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
奉天の掘立小屋に住んで亜炭を売り、鉄嶺では金がなくてとうふばかり食っていた。
— ――放浪の末、段ボールを思いつく 『私の履歴書』 青空文庫
近畿地方等で「狐があたんする」と言いますが、この「あたんする」は復讐するということであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
これも「あたみ」をするということで、動詞で「あたみ、あたむ、あため」と活用するものでありますが、それが名詞になって「あたみ」になり更に「あたん」と転じたものでしょう。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
まあたんといびらないで置くがいいよ」「わたし時々ほんとうに死にたくなっちまいます」 葉子は途轍もなく貞世のうわさとは縁もゆかりもないこんなひょんな事をいった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
「そこは寒いからこつちへ來て行火にでもあたんなすつたら……」 孝次郎は店の間に自分の荷物をひとまとめにして、コップとおでんの皿を持つて燈火の方へ行つた。
— 林芙美子 『雨』 青空文庫
作例 · 標準
毎日、亜炭について考えています。
我が社の亜炭戦略は重要です。
亜炭の原理は複雑である。
亜炭という言葉が頭から離れない。