弱々しい
よわよわしい
形容詞頻度ランク #38405 · 青空 1099 例
標準
weak
文例 · 用例
結局僕一人が引越の手伝ひ人であり、その弱々しい、事実またちよく/\大病を患ふその叔母と僕との二人だけが引越万端のことをするのだとすると、まづまづ僕一人が大部分のことをしなければならない。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
重兵衛さんの細君は喘息やみでいつも顔色の悪い、小さな弱々しいおばさんであったが、これはいつも傍で酌をしたり蚊を追ったりしながら、この人にはおそらく可笑しくも何ともない話を子供と一緒に聴きながら一緒に笑っているのであった。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
その時少年の心に、この人生をおもちやにしようとしてゐる、色の蒼い弱々しい小娘に対する恐怖が、圧迫するやうに生じて来た。
— DIE FLUCHT 『駆落』 青空文庫
相手は弱々しい女ひとり、別に恐れるほどのこともあるまいと多寡をくくって、そのまま店へあがらせると、女はうしろを見かえりながらそっと表の戸を閉め切ってはいった。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
「男らしさ」への義理立てだけといつた風に振り上げられたその兒の弱々しい拳や、歪められた顏や、殊にけんけんで踊る樣にした恰好が何度となく眼に浮んで來た。
— 梶井基次郎 『矛盾の樣な眞實』 青空文庫
かと思うと「不安や」「不安や」と弱々しい声を出して訴えることもある。
— 梶井基次郎 『のんきな患者』 青空文庫
そうしてまっしぐらに水中をおそらく三メートル以上も突進して行って、静かに浮かんでいる白の親鳥のそばに浮き上がったかと思うと、いきなりその首筋に食いついて、この弱々しい小柄の母鳥のからだを水中に押し沈めた。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
しおりとは悲しいことや弱々しいことでは決してない。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
作例 · 標準
病院のベッドに横たわる彼は、以前の面影もないほど弱々しい姿になっていた。
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消え入りそうな弱々しい声で、彼女は「ありがとう」とだけ呟いた。
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生まれたばかりの子猫が、弱々しい足取りで母猫の元へ歩み寄っていった。
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