錬る
ねる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞頻度ランク #7751 · 青空 55 例
標準
to temper (steel)
文例 · 用例
と思ひつゝ、視つゝ、惑ひつゝ、恁くして錬るのは美人である。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
」 仮に、もし、此を煮る事、鋳る事、錬る事が、其の極度に到着した時の結晶体が、衣絵さんの姿に成るべき魔術であつても、火に掛けて煮爛らかして何とする!
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
後苑に軍器を作り、密室に機謀を錬る、これ分に循うにあらず。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
畢竟南北相戦う、調停の事、復為す能わざるの勢に在り、今に於て兵戈の惨を除かんとするも、五|色の石、聖手にあらざるよりは、之を錬ること難きなり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
此の氣をして漸く佳ならしむる、之を氣を錬るといふ、錬り錬つて復錬るを須ひざるに至る、之を氣を化するといふのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
この気を徐々に良くしてゆく、之を気を錬るという、錬りに錬ってこれ以上錬る必要がなくなることを、気を化するというのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
蓋し天女ここに嘆き、清躯鶴のごとき黄巾の道士が来つて、ひそかに舟を煉り金を錬るその深妙境をここに夢みて、或は遊仙ヶ岡と名づけられたものであらう。
— 北原白秋 『日本ライン』 青空文庫
そして駿介も又自分の考へを錬ることによつて、彼の疑問に答へることは出來なかつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
作例 · 標準
刀鍛冶は、熱した鋼を何度も叩いては水につけ、鋼の性質を錬る。
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優れた包丁を作るには、鋼を適度な温度で熱し、冷まし、その硬度と粘りを錬る作業が重要だ。
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伝統的な製法では、鉄を鍛え、錬ることで、切れ味と耐久性に優れた刃物を作り出す。
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