鋼
はがね異読 こう
名詞多音語頻度ランク #10707 · 青空 206 例
標準
steel
文例 · 用例
主調色は青であり、あけぼのの空色であり、彼自身の讃ふべき語を以てすれば、「鋼青」である。
— 中原中也 『宮沢賢治全集』 青空文庫
そしてその気質としては、動物よりも植物を、夏よりも冬を愛し、――『鋼青』を『苹果』を、午前のみそれを愛したのです。
— 中原中也 『宮沢賢治の詩』 青空文庫
盾に鳴る鋼の音は叫喊の声に和して、傷ついた人は底知れぬ海に落ちて行った。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
王は将軍のビオルン(熊)に「鋼鉄のかみつけないこの犬(フンド)はお前が仕止めてくれ」と言った。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
兎はさつそく泥をこねて、所謂岩乘な、いい舟の製作にとりかかり、狸は、すまねえ、すまねえ、と言ひながらあちこち飛び廻つて專ら自分のお辨當の内容調合に腐心し、夕風が微かに吹き起つて湖面一ぱいに小さい波が立つて來た頃、粘土の小さい舟が、つやつやと鋼鐵色に輝いて進水した。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
岩は鋼鉄のように硬くなりながらも、イワベンケイ、ミヤマダイコンソウ、ムカゴトラノオなど、黄紫のやさしい花を、点々とその窪洞に填めながら、ギザギザに尖っている輪廓を、無数に空に投げ掛けている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
太郎坊へ着いて見ると、戸は厳重に釘づけにされ、その上に材木を筋交えに抑えにして、鋼線で結びつけてあるが、寂ッそりとして、人の気はなく、案内者の咳払いが、沈んだ空気を乱しただけだ。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
そこで鋼鉄の弾丸と一緒になって、細く細く、はげしい音に呪の声を叫びながら、砕かれました。
— 葉山嘉樹 『セメント樽の中の手紙』 青空文庫
作例 · 標準
職人が熱した鋼を何度も叩き、不純物を取り除いて強靭な刀を鍛え上げていく。
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このビルには、地震の揺れに耐えるための頑丈な鋼の骨組みが使われている。
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彼の精神は鍛え抜かれた鋼のように強く、どんな困難にも決して屈することはない。
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標準
sword steel
作例 · 標準
研ぎ澄まされた鋼の刃が、月明かりを反射して冷たく鋭い光を放っている。
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伝説の刀匠が手がけた一振りは、最高級の鋼を贅沢に使用した至高の逸品だ。
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古い蔵から見つかった錆びた刀だったが、研ぎ直すと美しい鋼の地肌が現れた。
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