観客
かんきゃく異読 かんかく
名詞頻度ランク #3253 · 青空 1243 例
標準
spectator
文例 · 用例
全くこうした映画に全然興味をもとうという用意のない正直な観客には退屈至極な映画であろうと思われた。
— 寺田寅彦 『映画雑感(※)』 青空文庫
あれはこの動物にとっては全く飼主の曲馬師から褒美の鮮魚一尾を貰うための労役に過ぎないであろうが、娯楽のために入場券を買ってはいった観客の眼には立派な一つの球技として観賞されるであろう。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
そこでダンサーに身の上話をさせることによって悪漢騎手の旧情夫の存在を観客に呑込ませる。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
観客中の本職の素人が臨時に頼まれて出て来たのかと思うほど役者ばなれがして見えた。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
夕刊売りが問題の夜更けに問題のアパート階上の洗面場で怪しい男の手を洗っているのを見たという証言のあたりから、記者席の真犯人に観客の注意が当然集注されるから、従ってその時に真犯人は真に真犯人であるらしい挙動をして観客に見せなければならないこと勿論である。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
その瞬間に、よほどのぼんやりでない限りのすべての観客のおのおのの大きくみはった二つの眼が一斉にこの不幸な犯人の左の顋下の大きな痣に注がれるのはもとより予定の通りである。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
観客はかなりな距離にあって、視角の限定されたスクリーンに対しているから、空間の深さの判断の正確さは始めから断念してかかっている。
— 寺田寅彦 『耳と目』 青空文庫
その音が観客の正面の向こうのほうで響いたと思われるのに、ピストルを持った男がずっと横手のほうから現われて来ると思われるのではちょっと理屈に合わないわけである。
— 寺田寅彦 『耳と目』 青空文庫
作例 · 標準
スタジアムは満員で、熱狂的な観客の声援が選手たちに力を与えていた。
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劇場の幕が上がるのを待つ観客たちの、期待に満ちた表情が印象的だった。
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野外コンサートでは、たくさんの観客が音楽に合わせて体を揺らしていたよ。
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落雷のため、試合は一時中断。観客たちは雨宿りできる場所へと移動した。
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