見物人
けんぶつにん
名詞頻度ランク #36614 · 青空 1106 例
標準
spectator
文例 · 用例
平松から大谷の町へかけて被害の最もひどい区域は通行止で公務以外の見物人の通行を止めていた。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
見物人の間に立って私はしばらく見ていた。
— 九鬼周造 『祇園の枝垂桜』 青空文庫
それは真犯人の旧騎士吉田を今の新聞記者吉田に仕立ててそれをこの法廷の記者席の一隅に、しかも見物人にちょうどその目標となるべき左の顋下の大きな痣を向けるように坐らせておく必要があるのである。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
いわんやせっかく案内者が引っぱり廻しても肝心の見物人が盲目では何の甲斐もない。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
見物人の群衆の中に交じった自分の息子を発見した時、眼をパチパチとさせて眼くばせをした。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
鼎をかぶって失敗した仁和寺の法師の物語は傑作であるが、現今でも頭に合わぬイズムの鼎をかぶって踊って、見物人をあっと云わせたのはいいが、あとで困ったことになり、耳の鼻も※ぎ取られて「からき命まうけて久しく病みゐる」人はいくらでもある。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
これに反して、近頃の展覧会の多くの絵などは、作者が幕の陰にかくれていて、見物人の眼の色ばかり読んでいそうな気がする。
— 寺田寅彦 『二科会その他』 青空文庫
彼等が口にしてゐるのは、まだ普通の文句なのか、それともまた、火事になつた劇場から、見物人も俳優も、聽衆も立役者も、何もかも一しよくたになつて飛び出してくるやうに、何もかもがごつちやになつて彼等の口から出てくるのでせうか?
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
作例 · 標準
事件現場には、野次馬の見物人が集まって一時騒然となった。
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マラソン大会の沿道には、選手を応援する大勢の見物人がいた。
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彼は好奇心旺盛な見物人で、いつも珍しいものを見つけ出しては楽しんでいる。
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