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ローズ

ローズ
名詞頻度ランク #7591 · 青空 178
1
標準
rose
文例 · 用例
銘仙の袷に金紗の羽織を着、兎の毛で縁をとつたオールドローズの繻子の肩掛に寒々とくるまり、海老茶の袴を胸高く穿いてゐる。
中原中也 三等車の中(スケッチ) 青空文庫
そのせいでもあるか、重兵衛さんが真白な歯の間へ真白なにんにくの一片をくわえて、かりかりと噛み切る光景が鮮明なクローズアップとなって想い出される。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
悪口を云われる方では辛抱して罵詈の嵐を受け流しているのを、後に立っている年寄の男が指で盆の窪を突っついてお辞儀をさせる、取巻いて見物している群集は面白がってげらげら笑い囃し立てる、その観客の一人一人のクローズアップの中からも吾々はいくらも故旧の誰彼の似顔を拾い出すことが出来るのである。
寺田寅彦 映画雑感6 青空文庫
そうして激昂する心を抑えてピアノの前に坐り所定曲目モザルトの一曲を弾いているうちにいつか頭が変になって来て、急に嵐のような幻想曲を弾き出す、その狂熱的な弾奏者の顔のクローズアップに重映されて祖国の同志達の血潮に彩られた戦場の光景が夢幻のごとくスクリーンの面を往来する。
寺田寅彦 映画雑感6 青空文庫
カルメンの中の独唱でも、管弦楽の進行の波頭が指揮者のふりかざした両腕から落ちかかるように独奏者のクローズアップに推移して同時にその歌を呼出すといったような呼吸の面白さは、実地では却って容易に味わわれないものである。
寺田寅彦 映画雑感(5) 青空文庫
このワシントンの「熱波」の記憶にはこのデヴィルド・クラブとあのニグロの顔とが必ずクローズアップに映出されるのである。
寺田寅彦 青空文庫
クジマが「今後はペチカとランプと蝋燭以外に飛び出してはいけないぞ」と命令する場面で、ページの下半にはランプと蝋燭のクローズアップ。
寺田寅彦 火事教育 青空文庫
火事は地震や雷のような自然現象でもなく「おやじ」やむすこのような自由意志を備えた存在でもなく、主としてセリュローズと称する物質が空気中で燃焼する物理学的化学的現象であって、そうして九九プロセントまでは人間自身の不注意から起こるものであるというのは周知の事実である。
寺田寅彦 函館の大火について 青空文庫
作例 · 標準
彼女の誕生日には、年の数だけ真紅のローズを束ねた花束を贈った。
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庭園は様々な種類のローズが咲き誇り、甘い香りに包まれていた。
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ローズの香りのハンドクリームは、使うたびに優雅な気分にさせてくれる。
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