到達
とうたつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #4855 · 青空 1533 例
標準
reaching
文例 · 用例
手短かに云へば、作家牧野は、もつと書き流す態の作をするにはあまりに純粋の要求があり過ぎたし、完固たるフォルムに到達するためにはあまりに情調派であり過ぎたのである。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
超現実派の詩論なぞも読んでをりますが、そして所々非常な卓見にも遭遇しますが、要するに読んだ後では「今時誰も結論には到達しないのだ」といふ何時も乍らの呟きを繰返さなければならない始末です。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
今の所猶概して印象の羅列以上のことを為し得てゐるとは思へませんが、あれらの努力が何時の日か一個完成したものに迄到達しないものではありますまい。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
たゞ茲で附加へたいことは、感動が、点睛の実現にまで到達する、つまりのどいりのする感動であるためには、私はどうしても宗教が必要だと思ふ。
— 中原中也 『詩壇への願ひ』 青空文庫
然しもし此の新体詩様式の困難が、次第に征服されてゆけば、其処に始めて詩歌は「生活の傍ら的なもの」から、「その中で生活の出来る詩歌」に迄到達することだと思ふ。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
要するに私の言ひたいことは、詩歌は理念を持つといふだけでは十分でない、その理念を蕩揺させてみるべきだといふこと、謂はば理念の余剰価値に迄到達すべきだといふこと、そこに於てはじめて詩歌は享楽されるものたるのみならず、意欲されるものとなるといふことである。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
その観念の確立に到達するまでは、何を書かうと児童の自由画といつたやうなものに過ぎぬ。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
しかし、それは、吁、何時ものやうにまた、結論には到達せずに終るであらう――といふことが一種の幻想のやうに彼の眼前を掠めた。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
作例 · 標準
目標地点に無事「到達」できて、本当に安心したよ。
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彼は長年の努力の末、ついに夢に「到達」した。
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このロケットは、数日で月に「到達」する予定だ。
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