目的地
もくてきち
名詞
標準
destination (one is heading towards)
文例 · 用例
一度目はまだ好い所へゆくつて気もあつたから元気だつたが、今度はもう目的地が一通りや二通り分つてゐるためでもあつて、やたらに家のことが後から後から頭に出て来た。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
此頃少し身體の工合が惡いので二三日保養のために何處か温泉にでも出掛けようといふ、その目的地に此の因縁つきの伊香保が選ばれることになつた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
ハーシェルの調べた結果によれば太陽は半時間に一万マイルくらいの速度で飛んでいる、一日たてば四十八万マイルだけ目的地に近寄ってはいるがその行先はあまりに遠い虚空の果で、百年や二百年の短日月では一向近寄ったようにも見えぬのである。
— 寺田寅彦 『宇宙の二大星流』 青空文庫
海上の日の出がどんなに美しかろうが、海鳥が飛ぼうが、鯨がはねようがそんな事はどうでもよい、一刻も早く目的地に上陸して動かぬ地盤が踏みたいと願う。
— 寺田寅彦 『汽船の改良』 青空文庫
筒の中にはセレニウムの紐を螺旋形に巻いたものがあって、これから出た針金が電池と目的地の受信機とに接続している。
— 寺田寅彦 『写真電送の新法』 青空文庫
しかるにセレニウムの奇妙な性質として、その電気抵抗はこれを照らす光の強弱に応じてあるいは減じあるいは増すので、目的地に通ずる電流もまたこれに応じて増減するのである。
— 寺田寅彦 『写真電送の新法』 青空文庫
そして尖った針の先をこの円筒に触れしめ、この針より金属板を通じて電流を送りこの電流を目的地に送る。
— 寺田寅彦 『写真電送の新法』 青空文庫
従来はこのアンテナより発する電波はいずれの方向にも拡がって行くので一定の目的地の方角のみに送る事は出来難かった。
— 寺田寅彦 『無線電信の近状』 青空文庫
作例 · 標準
飛行機は定刻通り、無事に目的地の空港に到着しました。
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旅の最終目的地は、人里離れた静かな島です。
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彼の探求の目的地は、まだ誰も知らない知識の泉でした。
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