呪文
じゅもん
名詞頻度ランク #12888 · 青空 604 例
標準
spell
文例 · 用例
魔除鼠除けの呪文、さては唐竹割の術より小よりで箸を切る伝まで十銭のところ三銭までに勉強して教える男の武者修行めきたるなど。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
換言すればある特殊な雰囲気をよび出すための呪文のような効果を示すのではないかと思われる。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
しかし、この呪文は日本人のごとき特異な自然観の所有者に対してのみ有効な呪文である。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
またそれらの言葉を耳に聞き目に見ることによって、その中に圧縮された内容を一度に呼び出し、出現させる呪文の役目をつとめるものである。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
自分の子供の時分、郷里ではそういう場合に「おらのおととのかむ――ん」という呪文を唱えて頭上に揺曳する蚊柱を呼びおろしたものである。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
日本人の中の特殊な一群の民族によっていつからとも知れず謡い伝えられたこの物語には、それ自身にすでにどことなくエキゾティックな雰囲気がつきまとっているのであるが、それがこの一風変わった西欧詩人の筆に写し出されたのを読んでみると実に不思議な夢の国の幻像を呼び出す呪文ででもあるように思われて来る。
— 寺田寅彦 『小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」』 青空文庫
その三(老女、毛綱を押し頂き懸命に呪文を唱える。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
今夜、一夜は、あの小魚のいのちをぽちりぽちりわしの骨の髄に噛み込んで生き伸びたい――」 徳永が嘆願する様子は、アラブ族が落日に対して拝するように心もち顔を天井に向け、狛犬のように蹲り、哀訴の声を呪文のように唱えた。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
作例 · 標準
魔法使いは、不思議な呪文を唱えて火を放った。
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困難な状況を乗り越えるために、彼は自分に言い聞かせる呪文を心の中で唱えた。
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子供たちは、おもちゃの杖を振りながら、おどけた呪文を唱え合っていた。
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