合歓木
ごうかんぼく
名詞
標準
silk tree (Albizia julibrissin)
文例 · 用例
源右衛門の家の背戸は、葉の落ちた野茨、合歓木、うつぎなどの枝木で殆んど覆われている。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
その頃わが邦へ渡ったかの国人が、奥羽地方で合歓木をかかる難地へ植えて砂防を完成すると聞き、帰国の上官へ告げて試むると果して竣功したという。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
「あれは合歓木の木立でしたよ。
— 大阪圭吉 『闖入者』 青空文庫
合歓木がその崖に枝垂れて花咲いたりする眺めもある。
— 宮本百合子 『犬三態』 青空文庫
100 ポンドより Y、合歓木に似た葉で黄色い小粒なポクポクした花の枝を採って来てくれた。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫
廊下の欄から手の届くほど近いところには、合歓木や藤が暗く掩い冠さっていた。
— 島崎藤村 『家(上巻)』 青空文庫
母が没した後父と来たとき植えさせた合歓木が風に吹き折られもせず一丈ほどに成長している。
— 一九三七年(昭和十二年) 『獄中への手紙』 青空文庫
――今宵十時よりお庭の合歓木の蔭にてお待ち申し上げそろ、神ぞしろしめせ、おいでなくばこの命ひとつ今宵かぎりにそろ。
— 山本周五郎 『合歓木の蔭』 青空文庫
作例 · 標準
夏の夕暮れ時、庭の合歓木がピンク色の花を咲かせ、美しい香りを漂わせた。
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合歓木の葉は、夜になると閉じる性質がある。
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公園のベンチに座って、満開の合歓木を眺めていると心が和んだ。
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