達士
たっし
名詞
標準
expert
文例 · 用例
凡そ外部の文明を補益することは、何ぞ思想界の達士を煩はすことを要せんや。
— 北村透谷 『内部生命論』 青空文庫
もし夫れ悪の善に変じ、善の悪に転じ、悪の外被に隠れたる至善の躍り出で、善の皮肉に蔵れたる至悪の跳ね起るが如き電光一閃の妙変に至りては、極めて趣致あるところ、極めて観易からざるところ、達士も往々この境に惑ふ。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
風雨|軈かに到り、迅雷忽ち轟ろく光景は心界の奇幻、之を見て直ちに繩墨の則を当て、是非の判別を下さんとするは、豈達士の為すところならんや。
— 北村透谷 『「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ』 青空文庫
今日の思想界、達士を俟つこと久し、何ぞ奮然として起り、十九世紀の世界に立つて恥づるなき創造的勢力を、此の国民の上に打ち建てざる。
— 北村透谷 『国民と思想』 青空文庫
是古今達士ノ定論ニシテ然ル也。
— 一名京都紀行 『十年振』 青空文庫
き、貴様達士なんぞ、人間じゃねえ、に、人間じゃねえ!
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫
それからもうすっかりたっしゃになってしまひました。
— 宮沢賢治 『よく利く薬とえらい薬』 青空文庫
「君よくたっしゃで居て呉れたね。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は書道の道を極めた達士として、多くの弟子たちから尊敬を集めている。
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一見するとただの老人だが、その身のこなしからは武道の達士であることが伺える。
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古今東西の古典に精通した達士との対話は、私にとって非常に刺激的な体験だった。
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