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糸繰り

いとくり
名詞
1
標準
reel
文例 · 用例
祖母の紡いだ糸を紡錘竹からもう一ぺん四角な糸繰り枠に巻き取って「かせ」に作り、それを紺屋に渡して染めさせたのを手機に移して織るのであった。
寺田寅彦 糸車 青空文庫
糸繰り車の音も水車の音ももはや聞えず。
岡本かの子 ある日の蓮月尼 青空文庫
駄菓子、草鞋、糸繰りの道具、膏薬、貝殻にはいった目薬、そのほか村で使うたいていの物を売っている小さな店が一軒きりしかなかったのである。
新美南吉 おじいさんのランプ 青空文庫
野の角に背を後ろに日和ぼっこをして、ブンブン糸繰り車をくっている猫背の婆さんもあった。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
二 夕食のあと片づけを済ませてから、お高が糸繰りの仕事をひろげると間もなく父に呼ばれた。
糸車 日本婦道記 青空文庫
勿論|養蚕とか地機とか糸繰りとか、若干農村に縁のある内職も探し得たであろうが、何にしても労働が土と関係が薄くなるようでは、村に居住しても次第に異分子をもって目せられる結果は免れ得なかったのである。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫
川上はいくども千ちゃんのことを説明して、そのゆくえをたずねたが、怪物は知らないとくりかえすばかりであった。
海野十三 宇宙の迷子 青空文庫
なつかしき父上のために、ばんざい三唱、おとうさんのよくなられたことを、電報で知らせて下さるブルック先生まことに頼もしきかぎり、電報を見て屋根部屋へかけあがり、わたしたちによくして下さる神さまにお礼を申さんとせしも、ただ大声で、うれしいとくり返し泣きましたのみ。
LITTLE WOMEN 若草物語 青空文庫
作例 · 標準
祖母は縁側に座り、慣れた手つきで蚕の繭から糸繰りの作業を続けていた。
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工場見学では、昔ながらの機械を使った糸繰りの工程を間近で見学することができた。
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祭りの準備で、提灯を吊るすための長い紐を糸繰りで巻き取っていく。
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彼女は糸繰りの歌を口ずさみながら、リズムよく糸を紡いでいった。
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