しかめっ面
しかめっつら
名詞名詞-の形容詞
標準
frown
文例 · 用例
みんなしかめっ面をしてろ。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
鋼鉄の兜でも被ったようなそのしかめっ面。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
」 と、しかめっ面してイフゲニーが机に頬杖をついている。
— ――ソヴェト同盟の共学について―― 『砂遊場からの同志』 青空文庫
殊に、今まで何んの彼のと我物顔に民衆芸術を説いていた人達には、単に闘争の機関と云っただけでも既にしかめっ面をしなければならない怪しからぬ事のように聞えるのであろうが、更に生きるか死ぬかの大問題だなどと云えば、きっと途方もない大げさな物の云いかたに聞えるに違いない。
— 大杉栄 『新しき世界の為めの新しき芸術』 青空文庫
その乞食はしかめっ面をして、手をさしのべて、「お助けなされて下さりませ、お願いでござります……どうぞや、どうぞ……」 と呻っているけれど、声があまりにかぼそいもんだから、街の物音にかき消されて些しも人の注意をひかない。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『幻想』 青空文庫
「お前の寝室へ行っていいだろう」「駄目よ、今夜は」 アルトヴェル氏はしかめっ面をして、しかし一寸腰をかがめて、「御随意になさいだ」 彼は両脚をひろげて肩で暖炉棚へもたれたまま、夫人の出て行くうしろ姿をじっと見送った。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『犬舎』 青空文庫
「馬鹿な――そんな事云うもんじゃないよ、人から何とか思われる――」 母親はさえぎって云った事を消してしまうと云う様に手をはげしく横にふって大業にしかめっ面をした。
— 宮本百合子 『千世子』 青空文庫
節くれだった小指に、鍍金の物々しい金指環をはめて居たり、河ぱの様にした頭に油を一杯つけて、紫の絹のハンカチでいやらしく喉を巻いたりして居る様子は、ついしかめっ面をするほどいやだ。
— 宮本百合子 『農村』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はしかめっ面をして、難しい顔で書類を読んでいた。
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子供がしかめっ面をすると、何か不満がある証拠だ。
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「どうしたの、しかめっ面して?」と友人が声をかけた。
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