情婦
じょうふ
名詞
標準
lover
文例 · 用例
そうして、藤兵衛の情婦お由の示す媚態とは絶好の対照をなしている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
カバレット銀座の情婦、無智な妖婦から電話がかかってくる。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
私は花田君子柳の下に棄てて、カバレット銀座、未来の情婦、万国の血をみて狂うメイ・フレデリック、私を見るや彼女の情熱死物狂い(その頃喫茶店インタナショナルの芸術家は珈琲とフランス菓子に驚歎して昆虫類が今後人間に代ってエゴイズムと排他主義、実行する。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
――妾、貴男の情婦、夜のボップよ。
— 吉行エイスケ 『飛行機から墜ちるまで』 青空文庫
いままでソファの底に沈んで、情婦のつくってくれたあたたかいラム・パンチをのんでいた田村英介氏は四家フユ子のデコルテの紊れに強い感情を乱されて、――おまい、僕と別れたいんだろう――――ノン、あなたが妾を囲いものにするからさ。
— 吉行エイスケ 『職業婦人気質』 青空文庫
また重いものをかついで山道を登る夢が情婦とのめんどうな交渉の影像として現われることもある。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
情婦ジェニーが市松模様のガラス窓にもたれて歌うところがちょっと、マチスの絵を見るような感じである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
突然玄関の方で、彼の情婦が、聞き慣れない美しい声を持った婦人と烈しくいい争っているけはいがする。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
かつての大物政治家には、影で活動を支える情婦がいたという噂が絶えない。
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「あいつ、最近派手に金を使ってると思ったら、情婦を囲ってるらしいぜ」
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小説の中で、暗黒街のボスは美しい情婦を連れてカジノに姿を現した。
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